考えたこと

いらない人間はいない。これが臨床の考え。ただ、本当にそうなのかと思う。別に、こいつはいらないとかいう「差別」ではなくて、今いる人間で本当に必要な人間っているのかな。誰もが置き換え可能なわけだし。今、突然誰かが居なくなったとしても私は気づかないだろう。私自身のことも必要とされている存在だとは思わない。よく、人間同士の狭い関係がつながっていて、初めて社会が存在するとかいうけれど、本当につながっているのか?人類・動物皆兄弟っというのは本当か?今の社会で他人の存在(親しくない人etc)を受容している人っているのだろうか?いないと思うんですけど。でなかったとしたら、こんなに犯罪がおきるわけがない。
 これはささやかな反抗。+本心。ビデオで高機能自閉症やLTSDの子を持つ親御さんの話をきいた。みんな子供のためだ、といいながら自分の身を一生懸命保身しようとしていた。この子が普通になれば、私が悪いとは言わせない、みたいな感じを受けた。その考え、障害児だから伝わってないと思っているらしいけれど分かってるんだよ、おばさん。分かってるというより、感じてるというほうが正しいのかな。嫌な感じだというのは分かる。普通だったら、親への愛で昇華されるんだけど、そこら辺(人への執着)はほとんどない時もあるから、怒りを爆発させるのだけど。自分もそうだったから、やらされている張本人の気持ちが何となくわかる気がする。特に下にいわゆる健常児がいるときつい。
 兎に角、SNMR氏とFUMI氏とT先生、K先生に感謝しよ。